3月28日日本大学水道橋キャンパスにおいて,SRL研究会2016春の研究集会を開催いたしました。
第1部 教育心理学会自主シンポジウム企画説明と討議
シンポジウムのテーマと企画趣旨について企画者の深谷達史さんより説明がありました。テーマは,「自己調整学習を測定するためのアプローチー学習行動,学習方略,動機づけを対象に」とされ,シンポジウムでは,自己調整学習を1研究で捉え測定することの困難を指摘するとともに,どのような研究を通して自己調整学習を「測る」ことができるか検討することを趣旨とする旨が説明されました。話題提供として次の3件が紹介され,内容について参加者全員で議論しました。
澤山郁夫「一問一答式eラーニングを用いた学習行動の評価」
植阪友里「行動データを用いた学習方略の測定―研究例と利用のデザイン」
田中瑛津子「学習中の興味の変化をどう捉えるかーペア学習場面における検討―」
第2部 総会
2015年の活動報告と今後の活動について議論し,運営委員となる役員の選出を行いました。
第3部 個別研究発表
2件の研究発表がなされ,参加者全員で議論しました。
太田絵梨子「意味理解に焦点化した宿題が数学学習に与える影響―授業と連動させた実践的指導のデザインの開発と効果検証」
福田麻利「数学学習のつまずき場面における教科書・参考書の利用」